早いもので働き始めて明日でちょうど1年。あんだけ夜型だったのに今や完全に朝型。休日でさえ。
新人ということで、仕事は放っておいても上の人から降ってきて、ひたすら手を動かしていればよかったが、そろそろ直接担当者と話して、自分で受けたり他の人に回したり(これが実は結構疲れるらしい)をしていかなければならなくなってきた。
西村佳哲さんの「自分の仕事をつくる」が文庫で出たので読み直した。あとがきがとても良かった。インタビューされている人の名前やイメージにつられると、ロハス的ないい趣味の本に誤解されたり邪推されそうな雰囲気もあったが(本文だけでもちゃんと読めばそんなレベルの話をしているのではないということがわかるはず)、それに対する答えがしっかり書かれている。
今年は僕が働いている部署の年賀状を西村さんのところに送ったのだった。
学生時代が長かったので、そこでできた色んな人脈を通じて、会社の人や友達同士を引き会わせたりしていて、面白いことが起こりそうな予感がする。少なくとも僕にとっては理想的。人と会ったりご飯食べたりは大事。不況の影響はどう?とか。勿論僕がどうこうできる立場ではないけど、大きな流れみたいなものは感じられる。
世の中の仕組みは複雑で、頑張らなければならないのだけど頑張ってもしょうがないことが多々ある。結局政治が一番強かったりして、今僕が関わっている分野での「デザイン」ができることなんて本当に瑣末なことでしかない。かと言って腐ってしまっては本当に何もかも駄目になってしまうので、日々を耐え忍びつつ(嫌々やってる訳ではないけど)、たまに巡ってくる機会のために水面下で動いていなければならない。