新しい音楽の配信を考えてる人達。日本で活動してるみたいだけど、スタッフは様々。多分opsoundで僕の音を聴いてくれて声をかけてくれたんだと思う。opsoundもそうだけど、音楽とそれを共有する人達、という考え方が好きだ。リスペクトに返すのはペイだけじゃない。音楽の楽しみ方は昔と今でだいぶ変わっていて、複製メディアが出現する前はライブしかなかった訳で。今自分がいる位置は単に長い歴史の一点でしかない。取り扱ってる音は幅広く、英語学習とかもある。
tunenami
基本的に自分が作ってるものには自信がない(いいとは思ってやってるけど、人がそう思うとは限らないという意味)のでやっぱり誉めてもらえると嬉しい。
土曜日, 4月 21, 2007
hideyuki nakayama
hideyuki nakayama architecture
入江先生が「ひさしぶりにときめくような人に会った」と注目してる新人建築家。第23回吉岡賞受賞。金曜日の入江先生のレクチャーで、彼が実際に授賞式で使ったスライドを見せてもらいながら話してもらった。受賞作であるクローバーの家は設計図なしで建てられたらしい。住む人のシーンを想像したスケッチの連鎖から建物ができていった。小さい女の子が窓ガラス越しにクローバーを見ていて、その女の子をお母さんが見ていて...みたいな。タンスを上って窓から外に出るとか、机の上で髪を切ってるんだけどその上は吹き抜けになってて、人が腰掛けて髪を切ってるとこをみてる、とか。写真も綺麗でドローイングも上手くて魅力的だった(人形も作ってた)んだけど、入江先生曰くそのプレゼンテーションは「最悪」。こんな綺麗ごとだけじゃない狙いがあったはずだと。周りの住宅とも相容れないような見た目、クローバー。クローバー(シロツメクサ)は外来種の典型だし、何か裏の意図があるんじゃないか、と。
圧巻だったのは彼の学生時代の作品で、2枚のウェットスーツをジッパーで繋げたような家のプランだった。ジッパーの部分に窓が組み込まれているので、窓の位置が自由に移動できる。
一人用のテントらしきものを立ち上げ、それらを構造的に繋げていき大きな住宅、そして都市を形成するようなプランもあった。服を建築の最小単位として捉えているような感じだったけど、詳しいことはよくわからない。とにかくそれらの資料が、ものすごいクオリティで作られてる。映像、スケッチ、図面、それぞれが完全に学生レベルを超越していた。
建築物としてそれらを見ると、欠陥だらけ。でもそんなプランが考えられるのは学生のうちだけだ、と入江先生は言う。地元に帰った時にNとも話したが、特に建築はクライアントだったり予算だったり素材だったりと様々な制約があって、「自分の作品」と呼べるものを作ることは本当に難しい。そういう意味でクローバーの家だって僕らが期待するような彼の良さがでたかどうかはわからない。仕事である以上建たない家は作れない。
ということで、学生のうちにしかできないこと、について非常に考えさせられました。他にも色々と面白い話を聞いたので、今後も中山さんには注目しています。
入江先生が「ひさしぶりにときめくような人に会った」と注目してる新人建築家。第23回吉岡賞受賞。金曜日の入江先生のレクチャーで、彼が実際に授賞式で使ったスライドを見せてもらいながら話してもらった。受賞作であるクローバーの家は設計図なしで建てられたらしい。住む人のシーンを想像したスケッチの連鎖から建物ができていった。小さい女の子が窓ガラス越しにクローバーを見ていて、その女の子をお母さんが見ていて...みたいな。タンスを上って窓から外に出るとか、机の上で髪を切ってるんだけどその上は吹き抜けになってて、人が腰掛けて髪を切ってるとこをみてる、とか。写真も綺麗でドローイングも上手くて魅力的だった(人形も作ってた)んだけど、入江先生曰くそのプレゼンテーションは「最悪」。こんな綺麗ごとだけじゃない狙いがあったはずだと。周りの住宅とも相容れないような見た目、クローバー。クローバー(シロツメクサ)は外来種の典型だし、何か裏の意図があるんじゃないか、と。
圧巻だったのは彼の学生時代の作品で、2枚のウェットスーツをジッパーで繋げたような家のプランだった。ジッパーの部分に窓が組み込まれているので、窓の位置が自由に移動できる。
一人用のテントらしきものを立ち上げ、それらを構造的に繋げていき大きな住宅、そして都市を形成するようなプランもあった。服を建築の最小単位として捉えているような感じだったけど、詳しいことはよくわからない。とにかくそれらの資料が、ものすごいクオリティで作られてる。映像、スケッチ、図面、それぞれが完全に学生レベルを超越していた。
建築物としてそれらを見ると、欠陥だらけ。でもそんなプランが考えられるのは学生のうちだけだ、と入江先生は言う。地元に帰った時にNとも話したが、特に建築はクライアントだったり予算だったり素材だったりと様々な制約があって、「自分の作品」と呼べるものを作ることは本当に難しい。そういう意味でクローバーの家だって僕らが期待するような彼の良さがでたかどうかはわからない。仕事である以上建たない家は作れない。
ということで、学生のうちにしかできないこと、について非常に考えさせられました。他にも色々と面白い話を聞いたので、今後も中山さんには注目しています。
sol lewitt
ソフトウェアアートを調べてくうちにぶつかったコンセプチュアルアーティスト、sol lewittが今月8日に78歳で亡くなったそうだ。今週、あてもなく図書館で本探してて、あっと思って借りたとこだったから不思議な感じ。何故か生きているとも思ってなかったんだけど。code compositionでも触れてたけど、重要人物です。
ご冥福をお祈りします。
ご冥福をお祈りします。
金曜日, 4月 20, 2007
木曜日, 4月 19, 2007
twitter to tex/tsp
javaのせいかappletにするとxmlを読み込めなくなる。けど、source codeをdownloadしてlocalでprocessing動かして僕の独り言を聴き続けたい奇特な人はどうぞ。
tttttt
これでIMとかブラウザがあればライブができる(やんないけど)。sc3のシンセサーバ方式ってやっぱすげー。
twitterはちょっとまた色々調べとこう。
サニタイズされちゃってるのか<>が使えないではないか。パンが振れない。ちなみに以前bloggerでjavascriptのソースコードがあげられなかったのはこの人の向きが逆でタグが閉じられてないよーってことになってたから。if文のとこかな。
tttttt
これでIMとかブラウザがあればライブができる(やんないけど)。sc3のシンセサーバ方式ってやっぱすげー。
twitterはちょっとまた色々調べとこう。
サニタイズされちゃってるのか<>が使えないではないか。パンが振れない。ちなみに以前bloggerでjavascriptのソースコードがあげられなかったのはこの人の向きが逆でタグが閉じられてないよーってことになってたから。if文のとこかな。
c71123
最高。かっこいい。
女の子はかわいいと言う。僕のかっこいいは女の子のかわいいだ。
とにかく完成度が抜群。Sign Language Matchbooksとかびっくりした。ちゃんと手にみえてくるんだもんな。drawingも素敵だしcodingもできるみたい。Letterpress Business Cards & Postcardsはtex/tspのグラフィックの参考にしよう。目標とする人になりました。
c71123
女の子はかわいいと言う。僕のかっこいいは女の子のかわいいだ。
とにかく完成度が抜群。Sign Language Matchbooksとかびっくりした。ちゃんと手にみえてくるんだもんな。drawingも素敵だしcodingもできるみたい。Letterpress Business Cards & Postcardsはtex/tspのグラフィックの参考にしよう。目標とする人になりました。
c71123
月曜日, 4月 16, 2007
20070416
先週は皆で文句言いながら生活環境大改装。家具ワークショップと称して木工、塗装、片付け。重たい机を運び出したり掃除したりでボロボロに。まぁいずれ良い思い出に変わる。
僕の机周り。場所は動かず。フライヤーとかポスターをクリップで留めるのはjamesの真似。かかってる写真は暗黒の騎士、アーカイ美味んぐ。ちひろっくの卒制もちらっと。
夜はこんな感じ。蛍光灯率が下がった気がする。日中は明るいし、何だかんだ作業環境は快適になった。ソファなどをなくしてくつろぎスペースをなくしたのだが(だらだらしたり御飯食べたり寝たりする人がいるので)、そのせいで椅子眠り以上仮眠室未満の疲れをとるのが困難に。
僕のところには照明がないので、ディスプレイをフルスクリーンにして照明代わりに。時間によって色相が変わる。processingのfullscreen apiを使ってる。これやりたいだけ。
color c;
float h = 5;
int hdir = 1;
void setup(){
// set size to 640x480
size(640, 480);
colorMode(HSB, 100);
c = color(h, 75, 99);
noCursor();
// 5 fps
frameRate(5);
// get fullscreen exclusive mode
setFullScreen(true);
// change resolution to 640, 480
setResolution(640, 480);
// let ctrl+f switch to window mode
createFullScreenKeyBindings();
}
void draw(){
if(h<2 || h>10) {
hdir *= -1;
}
c = color(h, 79, 99);
background(c);
h = h + hdir*0.01;
}
scratcher
minim使ってみた。とてもスムーズ。
四角の上にマウスを持ってくと音がループします。
simple break beats.
これ書いてる時にブラウザ落ちたけど気にしない。
次はドラッグ&ドロップでエフェクトかける予定。パンとか。まずはわかりやすいところから。
四角の上にマウスを持ってくと音がループします。
simple break beats.
これ書いてる時にブラウザ落ちたけど気にしない。
次はドラッグ&ドロップでエフェクトかける予定。パンとか。まずはわかりやすいところから。
20070415
性懲りもなくjavaで音作ろうと思って、この辺のexample見てたんだけどもよくわかんない。Oscillator.javaとか参考にjpeg作り直そうかなーと思ってたけど、しんどい。webで鳴るのは魅力的だな。p5+essとかminimで十分な気もするけど。。。
良さげなライブラリ。
jass
自分の言語を作ろうと思うんだけど、どうするのがいいんだろう。環境的に熱そうなのは、openframeworksとか、cocoacolliderとか、なのかな。ipodとか、モバイルゲームで動くとか。
wifiがいけたらな。
gp2x
scriptographerとかlilyみたいによく使われてるアプリのプラグインでもいいなと思う。
リアルタイムのフィールドレコーディング+エフェクトはやっぱ面白い。
ambient addition
esoteric programming languageか。色でプログラミング。
piet
今後のことを考えてもやっぱmax/mspとかprocessingでラピッドプロトタイピングしてからもっとローレベルまでいける言語で実装、てのがいいんだろうな。まだまだmax/mspで作られたパッチでも面白いものってそんなにないと思うし。
最近またよく思うのは細密なデッサンが普通の100円くらいの鉛筆で描けるすごさ、とか家庭用DVでびっくりするくらい綺麗な映像、とか「何でmaxとかsc使ってそんな音作るんだよ」というのとか。「illustrator使ってこのテイストはないだろ」とか。道具と成果物。多分こういう感想は、先行して作られたものを知ってて、その文脈で見てるから。maxもscもサンプルはかっこ良くない。多分チュートリアルだけとか見てたら使う気しなかっただろう。「こういう音楽はmax/mspで作ってるらしいよ」ってのがファーストインパクトだった訳で。htmlのtableで作られた画像はやっぱ、何かある気がする。結局は作者の目の良さ、とか耳の良さにかかってる。
あと、これ。
良さげなライブラリ。
jass
自分の言語を作ろうと思うんだけど、どうするのがいいんだろう。環境的に熱そうなのは、openframeworksとか、cocoacolliderとか、なのかな。ipodとか、モバイルゲームで動くとか。
wifiがいけたらな。
gp2x
scriptographerとかlilyみたいによく使われてるアプリのプラグインでもいいなと思う。
リアルタイムのフィールドレコーディング+エフェクトはやっぱ面白い。
ambient addition
esoteric programming languageか。色でプログラミング。
piet
今後のことを考えてもやっぱmax/mspとかprocessingでラピッドプロトタイピングしてからもっとローレベルまでいける言語で実装、てのがいいんだろうな。まだまだmax/mspで作られたパッチでも面白いものってそんなにないと思うし。
最近またよく思うのは細密なデッサンが普通の100円くらいの鉛筆で描けるすごさ、とか家庭用DVでびっくりするくらい綺麗な映像、とか「何でmaxとかsc使ってそんな音作るんだよ」というのとか。「illustrator使ってこのテイストはないだろ」とか。道具と成果物。多分こういう感想は、先行して作られたものを知ってて、その文脈で見てるから。maxもscもサンプルはかっこ良くない。多分チュートリアルだけとか見てたら使う気しなかっただろう。「こういう音楽はmax/mspで作ってるらしいよ」ってのがファーストインパクトだった訳で。htmlのtableで作られた画像はやっぱ、何かある気がする。結局は作者の目の良さ、とか耳の良さにかかってる。
あと、これ。
日曜日, 4月 15, 2007
python wav output
num2snd(python)を書き直して、ちょっと使いやすくした。
サンプリングレートとか長さを変えられるようにした。グローバル変数を使うのはあんましよくない的な文章を読んだのもある。prepare_list()関数をなくして、変数名、関数名の記法を統一。だいぶすっきりしたけど、何かまだスパゲッティな感じ。最近やっとコーディングの仕方がわかってきた気がする。今まではパズル感覚で適当に組み替えてただけ。
使うときは例えばこのコードをsinewave.pyと名前を付けて同じ階層に移動し、
python
と入力して対話モードにする。
>>>import sinewave
とし、
>>>sinewave.sineWave('test.wav', 2000, 44100, 1)
とすればサンプリングレート44100Hz、高さ2000Hz、1秒のサイン波が録音されたtest.wavというwavファイルが生成される。
サンプリングレートとか長さを変えられるようにした。グローバル変数を使うのはあんましよくない的な文章を読んだのもある。prepare_list()関数をなくして、変数名、関数名の記法を統一。だいぶすっきりしたけど、何かまだスパゲッティな感じ。最近やっとコーディングの仕方がわかってきた気がする。今まではパズル感覚で適当に組み替えてただけ。
使うときは例えばこのコードをsinewave.pyと名前を付けて同じ階層に移動し、
python
と入力して対話モードにする。
>>>import sinewave
とし、
>>>sinewave.sineWave('test.wav', 2000, 44100, 1)
とすればサンプリングレート44100Hz、高さ2000Hz、1秒のサイン波が録音されたtest.wavというwavファイルが生成される。
import wave, math
def waveInit(fileName, sampFreq):
file = wave.open(fileName, 'w')
file.setnchannels(1)
file.setsampwidth(2)
file.setframerate(sampFreq)
file.setcomptype('NONE', 'not compressed')
return file
def waveWrite(out, samples):
out.writeframesraw(samples)
out.close()
def sineWave(fileName, freq, sampFreq, length):
out = waveInit(fileName, sampFreq)
samples = range(sampFreq * length)
a = math.pi * 2.0 * float(freq) / float(sampFreq)
for i in range(sampFreq * length):
samples[i] = int(math.sin(a * float(i)) * 30000.0)
waveWrite(out, samples)
土曜日, 4月 14, 2007
水曜日, 4月 11, 2007
printing
jamesの手伝いで、大判プリント作業。
変な線が入ってしまったり、よくみるとジャギーが入ってたりとなかなか難しい。色の確認しようにも普段の作業場と大判プリントができる部屋ではモニタの色も違うし。変な線はプリンタの双方向印刷のチェックを外して単方向印刷にすればよかったのだけれど、綺麗な印刷を実現するにはソフト側で色々調整するより紙とプリンタの距離とかそういうとこがポイントになってくるそうだ。音もそうだけど、最終出力がアナログになると途端に理論だけでは説明のつかない世界に。
謎の汚れがついちゃったりね。大変。
変な線が入ってしまったり、よくみるとジャギーが入ってたりとなかなか難しい。色の確認しようにも普段の作業場と大判プリントができる部屋ではモニタの色も違うし。変な線はプリンタの双方向印刷のチェックを外して単方向印刷にすればよかったのだけれど、綺麗な印刷を実現するにはソフト側で色々調整するより紙とプリンタの距離とかそういうとこがポイントになってくるそうだ。音もそうだけど、最終出力がアナログになると途端に理論だけでは説明のつかない世界に。
謎の汚れがついちゃったりね。大変。
月曜日, 4月 09, 2007
日曜日, 4月 08, 2007
日曜日, 4月 01, 2007
web renewal
他にやることはあるだろって感じだし、エイプリルフールか?というようなレイアウトだし、おいおい、インターフェースデザインがどうとか偉そうなこと言ってたじゃんよ、とか言いたくなるかもしれないけど、久しぶりにwebページを変更しました。重なってる部分はdragして動かして下さい。制約の中でのデザインも勿論面白いし大切ですが、個人webに関してはvalidationとかもあんまし気にせず好き勝手できる実験の場にしようと思います。まだ大人しめだけど。別プロジェクトでかなり素敵な企画も考えてるんで、お楽しみに。
designing interface
デザイニング・インターフェース —パターンによる実践的インタラクションデザイン
任天堂の岩田社長曰く、「生活に必要なものなら、説明書を読んで皆使おうとするけど、ゲームは娯楽だから、説明書を隅々まで読んで理解しようとはしてくれない。だから説明書を読まなくても遊べるようにデザインしなければならない。それができるっていうのは、実はすごいことなんですよね。」と。実際任天堂のあるゲームを中古で買ったら説明書がついてこなかったんだけど、はじめにチュートリアルというか、練習ステージがあって、必要な操作はそこで覚えられるようになってる。「修行」的なニュアンスでゲームのお話の中に取り込んであって、作業感を減らす工夫もしてある。中古で買う層を意識してこのステージがあるのでは思いたくなるような気の利きよう。やはりデザインに必要なのは人の行動をよく観察することだ。この本では非常に多くのパターンが網羅されていて、僕はそういうカテゴライズとかジャーゴンが結構好きなので(悪い癖)、興味深く読んでいる。ipodパターンは「1ウィンドウでのドリルダウン(one-window drilldown)」と言うそうだ。
インターフェースデザイン、という言葉はよく耳にする(もう先端分野では下火かも)が、単に表面のかっこよさとかアフォーダンスがどうとかだけでなく、シーケンスのデザインの重要性を考えさせられる。まず人は最初にどこを見て、何をするか、それに対してどのような選択肢を用意し、答えを返すのか。デザイナーが「これがいい」と思うものだけでなく、慣用的に使われているもの、異なる文化背景、異なる身体を考慮しなければならない。ビジュアルによるスケッチが時には考えが限定されてしまう可能性だってある。抽象的に考えられる力、分類する力を鍛えなければならない。
すごいことをするようになればなるほど普通になる、とはよく言われることだが、最近はそういう普通のすごいことに興味を持つようになった。今回結構悩みながらやっとprocessingでdrag & dropのデータ入れ替えに成功した。気づいてみれば簡単なことなんだけど、元々プログラミングの素養がない僕にとっては難しかった。かっこいいグラフィックや面白い動きをするコードはよくwebで公開されてるんだけど、こういう渋いやつはない。体験的には「普通」だし。dragで移す途中に半透明のデータを表示させるのもわざわざコーディングしたんだもんね。そう考えるとosとかってすげーなと。身の回りのものが全部誰かしらの手が加わってできているということを考えた時に感じるクラクラ感と同じ。多分、今のコードはアルゴリズム的に問題あったりするんだろうけど、例えばdrag & dropのもっと面白いエフェクトを試すとか、効果的なインタラクションを考えるラピッドプロトタイピングとか、使いようはあると思う。興味ある方どうぞ。
dragndrop
任天堂の岩田社長曰く、「生活に必要なものなら、説明書を読んで皆使おうとするけど、ゲームは娯楽だから、説明書を隅々まで読んで理解しようとはしてくれない。だから説明書を読まなくても遊べるようにデザインしなければならない。それができるっていうのは、実はすごいことなんですよね。」と。実際任天堂のあるゲームを中古で買ったら説明書がついてこなかったんだけど、はじめにチュートリアルというか、練習ステージがあって、必要な操作はそこで覚えられるようになってる。「修行」的なニュアンスでゲームのお話の中に取り込んであって、作業感を減らす工夫もしてある。中古で買う層を意識してこのステージがあるのでは思いたくなるような気の利きよう。やはりデザインに必要なのは人の行動をよく観察することだ。この本では非常に多くのパターンが網羅されていて、僕はそういうカテゴライズとかジャーゴンが結構好きなので(悪い癖)、興味深く読んでいる。ipodパターンは「1ウィンドウでのドリルダウン(one-window drilldown)」と言うそうだ。
インターフェースデザイン、という言葉はよく耳にする(もう先端分野では下火かも)が、単に表面のかっこよさとかアフォーダンスがどうとかだけでなく、シーケンスのデザインの重要性を考えさせられる。まず人は最初にどこを見て、何をするか、それに対してどのような選択肢を用意し、答えを返すのか。デザイナーが「これがいい」と思うものだけでなく、慣用的に使われているもの、異なる文化背景、異なる身体を考慮しなければならない。ビジュアルによるスケッチが時には考えが限定されてしまう可能性だってある。抽象的に考えられる力、分類する力を鍛えなければならない。
すごいことをするようになればなるほど普通になる、とはよく言われることだが、最近はそういう普通のすごいことに興味を持つようになった。今回結構悩みながらやっとprocessingでdrag & dropのデータ入れ替えに成功した。気づいてみれば簡単なことなんだけど、元々プログラミングの素養がない僕にとっては難しかった。かっこいいグラフィックや面白い動きをするコードはよくwebで公開されてるんだけど、こういう渋いやつはない。体験的には「普通」だし。dragで移す途中に半透明のデータを表示させるのもわざわざコーディングしたんだもんね。そう考えるとosとかってすげーなと。身の回りのものが全部誰かしらの手が加わってできているということを考えた時に感じるクラクラ感と同じ。多分、今のコードはアルゴリズム的に問題あったりするんだろうけど、例えばdrag & dropのもっと面白いエフェクトを試すとか、効果的なインタラクションを考えるラピッドプロトタイピングとか、使いようはあると思う。興味ある方どうぞ。
dragndrop
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