で、いつもJPEGに書き出す際に「Webおよびデバイスに保存...」をしてるのですが、数が増えてくると面倒(一度本当に嫌な思いをしました)なので、レイヤーカンプから自動でシーン毎のJPEGを書き出してくれるスクリプトを書きました(その時に書けば良かったです)。
「別名で保存」と同じようなものは既にファイルメニューにありますが、Webおよび...のやつがなかったので(少し変えればPNGなどにも書き出せます)。
exportLayerComp.jsx
使い方:
1.上の.jsxファイルをどこでもいいので保存して下さい。
2.Macの場合はホーム(デスクトップではありません。家のアイコンの場所)に、Windows場合はC:直下にlayercompsという名前のフォルダを作ります。ここに画像ファイルが書き出されます。
3.Photoshopのメニューからファイル>スクリプト>参照...を選びます。
保存したexportLayerComp.jsxを「読み込み」でレイヤーカンプにつけた名前の通りのjpgが書き出されます。
ファイル名はレイヤーカンプと同じ名前になります。日本語だったり長過ぎるとうまくいかないかも知れないです。書き出されるフォルダの位置や名前を変えたい場合は、任意のテキストエディタでexportLayerComp.jsxを開き、
filePath = ""の二重引用符内を好きなフォルダのパスに置き換えて下さい。
Windowsの場合は\(または¥)に注意して下さい。一つだと次の文字が特殊文字として扱われてしまうので、階層の区切りには2つ入ることになります。
デフォルトでの書き出しの設定は普通にWebおよび...をした時と同じにしてあります。
画質を変更したい場合は、
exp.quality = 70;の値を0から100の範囲で指定して下さい。
exp.format = SaveDocumentType.JPEG;のJPEGのところを変更すればCOMPUSERVEGIF, PNG-8, PNG-24, BMPで書き出しできます。ファイルの拡張子を追加している".jpg"のところも合わせて変えるのを忘れずに。
細かい設定などはAdobe Photoshop CS3/スクリプティングガイドフォルダ内にPhotoshop CS3 JavaScript Ref.pdfというのがあるので参照して下さい(106ページ)。ここからダウンロードもできます。
下記のサイトを参考にしました。
Adobe Photoshop CS3自動化作戦
PhotoShop JavaScript(ExtendScript):Note - ホコホコ hoko-hoko
書き出すファイルや画質の設定をGUIでできるようにしたいのだけど、それはまた次。
こういう感じで社内のワークフローを楽にしてくれる専門の人っていないのかな。