金曜日, 7月 17, 2009

openframeworksの始め方

去年YCAMでのワークショップに参加したopenframeworksですが、その後iPhone版(ofxiphone, mobileframeworks)が出たり、多摩美の授業SBAW09が公開されてたしているので、再び勉強してみようと考えています。Mac OS10.5.7 Xcode3.1.3です。買ったばっかりのMacBook Proです。

openframeworksはここからダウンロードできます。FATというのはOpenCVなどがaddonとして組み込まれているバージョンです。通常はこちらをダウンロードして使えばいいと思います。

一番最初にopenframeworksに触れた時は、Xcodeの使い方がわからないこともあり、何からどうすればいいのか全くわかりませんでした。

普通のプログラム開発は、ライブラリなどを必要に応じて追加していくことが多いと思うのですが、openframeworksの場合は逆です。必要となる環境が予め用意されていて、高度なc++の知識なしにアプリケーションを作ることができます。

zipファイルを展開してできたof_preRelease_v0.06_xcode_FATフォルダ内に、appsというフォルダがあります。その中にexamplesフォルダとaddonsExamplesというフォルダがあり、名前の通りそれぞれのサンプルコードになっています。openFrameworks.xcodeprojというファイルを開き、Build and Go(ビルドして進行)でアプリケーションができ上がるはずです。

of_preRelease_v0.06_xcode_FATフォルダはどこにあってもいいですが、僕の場合はホーム以下にdevというフォルダを作り、言語毎に分けているので、ofというフォルダを作ってそこに入れてあります。
このようなファイルの管理方法も今後よく考えていく必要があります。

新しく自分でプログラムを書く時は、通常のものならばemptyExample、addonを使う場合はalladdonsExampleを複製して使います。apps以下に新しくフォルダを作り(僕はsketchというフォルダ名にしています)、複製したフォルダを格納します。apps以下のフォルダも、複製してできたフォルダも名前は何でもいいですが、libsフォルダやaddonsフォルダを読み込むため、階層構造はexamplesなどと同じにしておきます。.xcodeprojという拡張子のついたプロジェクトファイル名を変更する場合は.plistファイル名も変更し、中身の編集も必要です。方法はSBAW09の第五回に書いてあり、テンプレートも作って下さっています。僕は変更しないで作ってます。

よくネット上でサンプルコードが配られていたりしますが、これらの仕組みを知らなかったので動かし方がわかりませんでした。Xcodeのドキュメントなども読む必要がありますね。

processingなどに比べていいことは、速いのは勿論、ソースコードを辿りやすいということです。例えばofRectという四角を描画する関数は、libsフォルダの中のopenframeworks/graphics/ofGraphics.cppに書いてあります。これを読めばどのような処理を行っているかがわかります。なので勉強にもいいです(あまり良い書き方がされていないという声も聞きますが僕にはまだわかりません)。

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