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木曜日, 10月 11, 2007

sonic typeface interactive


processingでは、例えばPImage型の変数imgを作って、
img = get();
とすればスクリーンをキャプチャできるので、テキスト入力しながら音を出すことは簡単にできた。
画像はHello worからHello worlになるところ。波形エディタでこれくらいにまで拡大して、再生するとアニメーションみたいなものにもなる。再生ポイントに合わせて動いてくれないと駄目だけど。
hello world.wav

波形エディタはaudacityってソフト使ってます。
フォント変えると音も違う。Helvetica Neue UltraLightとか音も細いよ。

最初気づかなかったけど、波形エディタでみると音の始めにずっと1.0が入ってた(ヘッドフォンしてるとバツッときてあと無音で圧迫感)。なんだろうと思ってたんだけど、setup()メソッドの中でbackgroundを明示的に初期化してなかったせいで、デフォルトの値がマッピングされちゃってた。processingのwindowを目で見ただけではわかんなかったけど、耳ではバツッてのがわかって、波形エディタで確認するとよくわかるのが面白い。

スポイルされちゃう部分もあるから絶対最強最高って訳じゃないし、方向性もぶれちゃったりするけど、とにかくものができると色々発見もあるし考えられる。

applet

テキストエディタ感覚で文字打てる。文字数多いとピッチも上がる。deleteで消せる。領域内をクリックしないと動かないかも。アルファベットのみ。

月曜日, 10月 08, 2007

sonic typeface src



minimで任意の波形テーブルを作るのはすごく簡単で、AudioSignalインターフェースを実装すればいい。exampleにあるので、参考に。

generate()メソッドに渡されるsamp[]の中に-1から1の値を突っ込む。
512サンプルの波形テーブルにするため、512ピクセルの画像を用意して、上から下、左から右にスキャン。

解説というか、自分でちゃんとわかってるか確認のためメモ(下のリンク先にあるソース参照)。
まずピクセル全てに番号を振る。

色が閾値以下の値を持っている場合(元画像を黒で作ってあるので、適当に赤成分が50以下、としました)、その番号。それ以外は0にして、sndArrayに入れる。

sndArrayの中で最大値と最小値を出す。最小値は0が最初に0でない数値を受け取ったときの値になるはず。boolean型の変数startで判別。

0の数はoffsetという変数に入れて最終的に振幅をそんだけ分持ち上げる。

次のif文でまずsndArray内に0でない値が入っているか(描画すべきピクセルがあるか)を判別し、
x%2==1が真のときに下のエッジ(highとlowの差+offset)、偽のときに上のエッジ(offset)をプロット。
(10/10訂正:上下が逆だったので直しました。)

あとはmap関数に任せれば、0から1の間で適当に補完してくれる。lowを1に、highを0にすることで、元画像と書き出された波形を一致させることができた。

タイポグラフィの専門用語で言うところのカウンター(counter)、文字の中の閉じられて中空になっている部分とか、入り組んだ部分、つまりhighとlowの間に0が入ってるところは潰されてしまう。描画の密度に差を持たせれば擬似的に空間を見せることは可能かもしれない。miujunさんのは多分そういう感じ。

今のところ画像読み込んでるだけだけど、テキスト編集する感じで音に直結できればいいなと。カーニングとか、長体とか、フォントを変えることによって音が変化する。それでプログラミングができて、さらにその音の解析からまたコードが生成されて、フィードバックする。

sourceの方はprocessingで実行してクリックすると画像と音を書き出します。色々試してみて下さい。minimライブラリが必要です。
applet
source(zip file)

日曜日, 9月 02, 2007

Electrical Tape Sign Art

修悦体、騒ぎ過ぎじゃないかと思う。
修悦体で新宿駅が便利に(佐藤修悦さんのガムテープフォントドキュメント) トリオフォー[34]

独特な形に洗練された文字がガムテープで作られていたこと、それが特に専門的なデザインを学んだ訳でもない駅員の手によるものであったこと、何より好意からであったこと、は確かに驚きだったし、心温まる話であった。

けど、展覧会が開かれたり、皆が駅で写真撮るようになったり、装飾が過剰になってきたり、グッズが作られていったりすると、違うんじゃないかと思う。

サインとしてアイキャッチと可読性は重要だと思うし、見ていて楽しくなったりその場の雰囲気を演出してたりすれば尚いいと思う。話のインパクトとしてはそりゃあ素人が誰に頼まれた訳でもなくあんなものを作り出した方が強いとは思うんだけど、「デザイン」という観点からすれば、今の持ち上げられ方は偏ってると思う訳です。

そもそもテープでサインを作ること自体は他でもやってる人はいる。勿論これらは職業デザイナーが費用対効果を考えた上で作ってるものではあるのだけど。
Vier5
Fulguro

『情報デザイン 分かりやすさの設計』という本の中に、「公共情報デザインの落とし穴」というタイトルで興味深いコラムがある。

"汎用のデザインは、地域固有の習慣に足下をすくわれる。しかも周囲の環境の変化に合わせて成長する余地も想定されていない。"

"デザイン上の課題に直面している人々、能力のあるなしにかかわらず、維持管理の必要と欲求に突き動かされて手を下した人々から学ぶべきなのである。"
情報デザイン

普段使っている駅の過剰な貼紙やアナウンスは、本当に不快で排除すべきだと僕は思う。が、おそらく必要だからやっている訳で、つまりは元々のデザインが成功していないということ。それは見直されるべき問題なんじゃないか。修悦体も、公共空間におけるデザインの、ひとつの批評として受け取りたいと思う。

こんな凄い人がいる、とか調べてみるとこんな面白いことがある、というのを伝えたいとか、広めることは悪いことではないと思うし、興奮を抑えるのは大変だし、受け取る側のリアクションにまではなかなか責任もとれないとは思うけど、単なる面白看板発見みたいな感じで終わるのは勿体無いと思う。マスメディアじゃないところから発信、というところも良かったのに、結局マスメディアによる報道と同じようにツーリズム的な消費がされてしまうのは残念だ(沢山見たい気持ちはわかる。Tシャツとか欲しくなるのもわかるけど、そこは大人になりましょうという話)。

土曜日, 7月 28, 2007

木曜日, 5月 17, 2007