東京で働き始めました。肩書きはデザイナーです。
まだ僕自身は何もできてないんだけど、今まで普通に目にしてたようなものを作ってる現場。
3週間経ってちょっとずつ仕事が回ってきて、楽しい。
仕事してて一番勉強になるのは制作中のものを見られることで、大体の場合においてラフの段階が一番かっこいい。というのはデザイナーの癖みたいな部分がやっぱりかなり出ていて、そこから色んな制約とかクライアントからの要求によってバランスがとられていく。最終的にはいい感じに落ち着いて、それはそれでいいものになる。
今まではデザイン好きだけどデザイナーになれるかどうかわからなかったのであんまり本気出してない風でいたし、実際プログラミングしたり音楽作ったりして心の中で「僕はデザイナーじゃないし」みたいな言い訳してた。
ありがたいことに今の職場ではそういう色々やってるところを買ってもらえた訳だけど、変な話、やっとデザインに対して本気出せると言うか、自分が生きていく上で本気を出すことが一番重要な手段になった。一口にデザイナーと言ってもまたこれはこれで細かく種類があるんだけど、とにかく「デザインの仕事」という枠の中でうまく機能するように、ある程度方向性を絞り込んで取り組むようになるだけで以前とは随分違う。
まぁ、偉そうなこと言ってても電話の受け答えから書類の作り方まで、うまくできない。コピー用紙の取り替えとかお弁当の買い出しとか、下っ端だからやるんじゃなくて、そういうのも仕事のうちってことに気づくため。
6年前くらいにネットラジオとして聴いてたプログラムが、今は作業中のbgmとして隣の隣から聴こえてくるっていう状況には人生の機微を感じる。
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